2007年12月17日

笑えピストル

1984年ごろ、ジョージ・オーウェルの近未来小説「1984年」が話題になったその流れで、「その続編でありそのパロディ」というふれこみだったジェルジ・ダロスの「1985年」という小説を読んだ。そこに「笑えピストル」という武器が登場する。
ある帝国が別の国を占領したのだが、テレビで紹介される映像からは被占領国の国民の笑顔だらけの映像が流され、占領が人民に支持されているという世界世論を作り出した。
ここで活躍したのが「笑えピストル」で、兵士がピストルをターゲットに向けて「笑え」と命令する。ピストルにはセンサーがついていてターゲットが笑えばピストルは発射されない。笑わないと自動で引き金が引かれるというわけだ。
被占領国の民衆の映像が撮られるときには常に笑えピストルの砲列が民衆に向けられていた、というわけ。その当時芝居ネタで使ったことがある。
新しいCyber-shotには「笑顔になると自動でシャッターがオチる=スマイルシャッター」が搭載された。
「笑えピストル」はSONYの技術力をもってすればすぐにも開発可能だ。いや米あたりではすでに完成しているかもしれん。「笑えピストル」実物の登場の時に立ち会えるとは思ってもいなかった。
カメラのままでも十分に利用法はいくらもありそうだ。イラクへ入る全てのカメラと名の付くものにはこの対象が笑顔でないとシャッターが切れない,フィルムが回せない「スマイル技術」チップを搭載することを義務づけるべきだ。そうすれば占領に大満足スマイルな民衆状況が手にはいる。
あるいはいっそのこと国内向け全てのカメラと名のつくものにはこのチップ搭載を義務づけたらどうだろう。あらゆる画像・映像から現実の酷薄さを締め出し,一人残らず幸せいっぱいスマイルな人々だけが記録される。
さらに,スマイルでないと明かりが点灯しない,スマイルでないとパソコンが動かない,スマイルでないと電話がかけられない,スマイルでないとビルに入れない,スマイルでないと改札を抜けられないなどなど,人間生活のあらゆる局面で利用が可能だスマイル。美しい国の実現も遠くないスマイル!
さすがは我らがSONYスマイル! その名に恥じないCyber-shotスマイル!
このスマイル技術,ほかにどんなスマイル利用法があるのか教えてもらいてえスマイル。
ラベル:ネタ CM
posted by doino at 22:04| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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