2006年09月18日

いしいしんじ『プラネタリウムのふたご』

プラネタリウムのふたご物語の作り手としては上手い。
物語の中,大きな事件は起こっているのに,(わたしには)なにかがかったるい。なにかが退屈。鎮守の森みたいのが破壊されるとかっていう社会的危機もあるのだが,ナントナク回避されていく。末梢神経的に迫り上げるということをたぶん意識的に避けているんだろうと思う。
痛みがぼやけていて,宇宙の時間を俯瞰したノンビリ感が立つ。
これは好き嫌いの問題だけど,わたしとしては鋭い痛みを持ったものの方が。…これは実存主義の弊害かな。
物語の最初の方に,プラネタリウムの中に風船が飛んでしまって天井近くに留まったそれを取るのに,接着剤をつけた別の風船を(口で)ふくらませてヒモをつけて飛ばす…というくだりが出てくる。

これはホントに白けた

口でふくらませたんじゃ飛ばないじゃん!
小学生以下じゃん!
物語の中,「だまされる才覚」の話が出てくるんだけどね,もそっとだます側も努力してもらわんと才覚の発揮すらままならない。
posted by doino at 17:12| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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