2006年06月10日

肩胛骨は翼のなごり

肩胛骨は翼のなごり肩胛骨は翼のなごり/デイヴィッド・アーモンド
となりのトトロ。読ませるし,悪くはない。けど,軽い。
訳者あとがきによるとマルケスにも影響を受けている作家だというのだが,それを読んじゃうとますますこの汚い,さえない天使というネタがかすんで見える。マルケスの短編に出てくる天使そっくりだし,しかしマルケスのとは違って人間の言葉をしゃべったり中華料理が好物だったり子供と踊ったりして俗っぽいんだよねぇ。
おっさんの天使の背中,翼のあるあたり(肩胛骨)を子供が触るシーンがあるんだけど,なんかあっさり流されてる。このときの緊張,恐怖感を意識的に薄めているのか,それとも作者がそのことを想像できないのか。
「人間に似ていてしかし別の生物」というものの不気味さ,理解不能みたいのを無視してしまっちゃなぁ。それが子供の本の条件…と作者は考えてる?
posted by doino at 12:38| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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となりのトトロとは
Excerpt: 『となりのトトロ』は、1988年に公開されたスタジオジブリと徳間書店のアニメ映画作品です。失われてゆく日本の自然の美しさと、子供にしか見えない世界の不思議さと怖さを想像力豊かに描いて、観客の郷愁を呼び..
Weblog: 宮崎 駿 スタジオ ジブリがみたい!
Tracked: 2006-07-11 23:53
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