2007/09/03(1)23:58 | 観劇

平原演劇祭

いままでの会場とはうって変わって秘密な、催しの趣。(いままでは「出し抜けにパブリック」だった。)
前回ほどひとつひとつの演物について何か書いておきたい気分にはならず。といってつまらかったわけでもなく。刺激的というのとは違うけど,風景、気候を含めてその時間を楽しんだ。
発見という意味では、劇団12
平原演劇祭に行けばほぼ必ず見ることになるから、もう数年にわたって断続的にそのユルさに付き合っていることになる。だがいままで私はその肝心のユルさを魅力として受け止められなかったのだと思う。
ユルさっていうのは濃密な時間への反措定(カウンター)だと思う。仮想されている「濃密な時間」の像がボケていれば、ボケたユルさしか提出することができない。ずっと12のユルさにピンボケを感じてきたのだと思う。意志され鍛えられ提出されたユルさではなく、世界/演劇の認識の甘さとしてのユルさ。そんな程度じゃ力を持てないよ、それじゃただの世間知らずだよ、と。(この評価自身,多分に主観的なのであしからず。)
今回初めてなんかしらんがおもしろかった。どのへんが?と聞かれるとよくわからないのだが、何かが今までとは決定的に違っていると感じた。
たぶん(そう、たぶんとしか言えないのが歯がゆいが)、「濃密な時間」の認識の精度、深度があがったんだと思う。フォーカスがあってきたというか。意図してユルさが追求されているんだと思えた。
強度ある「濃密な時間」を(も)内側に持つ竜くんとのつきあいが影響してそれを導いたとも思え、だとするならその両者の根気のよさは感嘆に値するし,祝福を惜しまない。
役者・関根ちゃん、すばらしいなぁ。このよさは偶然なのか必然なのか。たとえ今回が偶然であっても、次の機会には必然になっていることを希う。
ラベル:平原演劇祭
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